ランドセルの色は何色?

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着慣れないよそいきの服で、お父さんお母さんに手をひかれ歩く、新一年生。キラキラネームなんて世間では言われているけど、いまは確かに、名簿をぱっと見ても読み方がわからない名前も増えてきて。中には、親のつけた名前が社会生活を送る上で障害となってしまうような場合もあって、あとから改名する手続きを取ることもある世の中。ランドセルの色も昔は、男の子は黒。女の子は赤。今はいろんな色があって女の子でも水色が人気だったり、個性がたくさんあっていいなと思う反面、やっぱり女の子にはピンクやオレンジなんかの赤っぽい色を持っていて欲しいなぁと期待してしまうのはきっと古い考え方って言われてしまうのかな。そんなわたしも子供の頃は男の子みたいな格好をして、青い色の小物が好きなやんちゃな子。よそ行きの時には、赤いセーターやリボンのついた靴下を着させられるのが嫌で嫌で、写真に写るわたしは常に死んだ魚の目をしていた時期があったなぁ。今では可愛い服も赤い小物も大好きだけど。学生服もジェンダーレスで選べる時代だから、自分の性別に違和感のある人も選択の幅が広がったし。でも、親が、こんな子に育って欲しいな!という希望を込めた素敵な名前も、性別を意識させてしまうものだと、あとあと改名したい!て思われてしまうのかなぁ。。なんて不安がよぎる。そもそも最初にどちらの性別であってもしっくりくるような、ジェンダーフリーな名前を考えておかなきゃ!という生まれてくる我が子への最大級のプレッシャーと配慮が求められる時代がすぐそこまで来ているのかな。なーんて。名付け親になる予定もないのに無駄な心配をしている暇があったら、電話の一本、親孝行の一つでもしろよなーと、自分に言い聞かせる、さくら舞い散る昼下がりの公園。

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