豆苗を枯らす人だって、頑張って生きている。
動かざること森の如し、ずぼら系節約女子 いちは です。
ずぼらさんに豆苗栽培はハードルが高いと思うのはわたしだけでしょうか?
豆苗は簡単に育てられるし、2度食べられてお得!
そう思って毎回挑戦してはみるものの・・。一度も収穫まで辿り着いたことがなかったのです。
まず、水替えを忘れる。(致命的)
それでも元気に豆苗ちゃんは育ってくれるし、実際、芽は伸びているし二度目の収穫もできなくはない。
それでも気づくといつも、下の豆のほうに白いふわふわしたものが・・。
そして水替えを忘れている自覚があるので、底にたまった水がなんだか、どんよりとよどんでいるように感じる・・。
(いや感じるだけではない、実際淀んでいるのは紛れもない事実。)
そんなこんなで、そんなヌメッとした水分吸ってすくすく育った葉っぱを食べる気になれない・・。
気持ちの面で負けて、いつも収穫できぬまま廃棄していました。
(衛生面からもそれが正解な気もしますが。)
そんなわたしが母親から教えてもらって、初めて豆苗栽培に成功した方法がこちら!
水は捨てる。
たったこれだけです。え?って思いました?
わたしも思いました。でも育てられました。
①一度目の収穫の後、買ってきた袋にそのまま戻します。
②水を入れたら、じゃぶじゃぶ揺すって洗うような感覚で豆の部分全体に水が行き渡るようにします。
③その水を捨てたら、キッチン横の目に付くところに置いておきます。
気が向いたときに、②③の工程を繰り返すだけなのですが、
置き場所は、水替えを忘れていた時と同じ場所です。
一日三回、毎日必ず目に付くところに置いておいたにもかかわらず、水替えを忘れていたあの場所と同じ場所です。
ではなぜ、水を捨てるようにしただけで、豆苗栽培に成功したのでしょうか。
それは気持ちの問題でしょう。(身も蓋もない)
《水替えを忘れていたころ》
豆苗栽培を始めて最初の数日は頑張って水替えをしていたわたしも
『水はあるから大丈夫。』精神で、3日目、4日目ともなってくると段々と疎かになっていく水替えの儀。
4日目ごろからグンと芽が成長し始めるので、そのころになってくると伸びた芽が邪魔で水替えがしづらくなるのも、面倒くさくなる要因のひとつかなと思います。
夏場だったということもあり、気づけばどんどん淀んでいく水。
ある程度経ったころには、ヌルっとしたお豆さんと、そよそよふわふわしているケサランパサランのような白い物体(これはカビです)。
すくすく育った豆苗の緑と白のコントラストに気持ちで負けて(食べちゃダメ)、捨ててしまう。
《水を捨てる方法》
毎回水を捨てていることで、水がないことを知っているわたしは豆苗ちゃんが水に飢えていることを知っているのです。
近くを通るたびに、『そうだ、水あげなくちゃ。』
わたしのなかにあった、なけなしの母性が発動するのか
『わたしが水をあげなかったらこの子は死んでしまう。』
そんな感情が芽生え、キッチンで手を洗うついでにじゃばじゃば。
歯磨きをしながら横を通り過ぎようとして、ふとじゃばじゃば。
『今日エアコン入れっぱなしで室内乾燥してるから、豆苗ちゃんカピカピになってるかも』わざわざ立ち上がってまでじゃばじゃばしに行く始末。
毎日目に付くところに置いていることで、水やりを忘れると目に見えて萎れて元気がなくなるので、罪悪感に苛まれやすい。
そんなこんなで愛情たっぷり育てた豆苗ちゃんは、無事2度目の収穫を迎えることができるまで成長しました!!
途中で葉っぱを摘んでパンケーキの上のミント代わりに散らしてみたり。
本来の用途とはかけ離れていますが、ミントだって実際は食べずによけちゃうし。
彩り要因として、意外と活躍してくれました。
毎日目に付くことと水場に近いことを優先したので、日中の明るさはあるものの、日当たりはゼロの場所でしたが元気に育ちました。
豆苗は、豆の下に伸びた根の部分が複雑に絡み合っていてスポンジのようになっているので、水を捨てる方法でもある程度の水分を根の部分に留めておけるようです。
わりと強めの力でゆすいでいたので、豆がじゃぶじゃぶ洗われるような形になったのと、1日2,3度根の部分に水を含ませてあげるだけの方法でしたので、底の部分にぬめりが出ることもなく白いふわふわとも無縁でスッキリと育てられました。
豆苗を育てる際は、根元から5センチほどを残して、側芽を切り落とさないようにするといいそうです。
豆苗が育てられなくて悩んでいるという方は、ぜひ水を捨てるこの方法を試してみてください°˖✧